ワインコラム第12回【ワインにも人にも"適材適所"がある?!】
「この人、こうゆう分野すごく得意だよね!」
周りの人を見てそんな風に思ったこと、ありませんか?
人にはそれぞれ特性があって
・一人黙々とした作業が得意な人
・新しいアイデアを出すのが得意な人
・人と話すのが好きで得意な人
得意なフィールドは人それぞれ
その人の能力を最大限発揮するためには、適材適所の部署配置が必要ですよね
実は、これと同じことがワインにも言えるんです
今日はそんなワインと人をリンクしてみる視点をお届けします
こちらのマダムグログでは、生活に役立つワインに関する情報を月3回お届け
🍷マダムのワインコラム🍷
毎月2日、12日、22日の月3回更新です
🍷ワインの個性×シチュエーション
ワインにも
・軽やかで爽やかなタイプ
・重厚でゆっくり味わいたいタイプ
・香り高く華やかなタイプ
...と、本当に様々な個性があります
でも、そのワインが持つポテンシャル(能力)が発揮されるかどうかは
「どんな料理と合わせるのか」
「どんな場面で飲むか」
によって大きく左右されるのです
例えば...
・重めのワインを、真夏の昼間に冷たい前菜と一緒に出してしまったら...
→ せっかくの深い味わいが重たく感じてしまうかも?
・逆に軽快な白ワインを脂の強い肉料理と合わせたら...
→ワインが料理に負けてしまい、存在感がなくなるかも?
人で言うと...
・分析や計算など一人でコツコツが得意タイプの人を営業に配置したり
・人と話するのが得意な人を経理部に配置したり
せっかくのポテンシャルを十分に発揮できず、評価されない....なんてこともありますよね
👦人事部長=ソムリエ?
料理とワインのマッチング=ペアリングは、まさにワインの"部署配置"✨
それぞれのワインが、どんな料理で輝くか?
どんな時間帯、温度、グラス、雰囲気で最高の表情を見せるのか?
それを見極めてベストな配置をするのが「ソムリエ」という人事部長だと、私は認識しています
ワインの声に耳を傾けて
「あなたはこの部署(料理・シチュエーション)で一番輝くよ!」
とそっと導いてあげる、ワインにとっての"良き理解者"でありたいと言うのが、私なりのソムリエ像です
🍇まとめ
ワインも人も「何が優れているか」だけじゃなく「どこで活躍できるのか」が大事
どんなに素晴らしい個性を持っていても、配置がズレていれば活躍しきれない
でも、ぴったりのシチュエーションに出会えば、ワインも人も、驚くほどの力を発揮して輝き出します✨
だからこそ、ソムリエは料理とワインを繋ぐ人事部長であり、セラーの中のワイン達は社員だと思ってます
皆さんもワインを選ぶ時、「この子はどんな場面で活躍できるだろう?」と、まるで配置先を考えるように、楽しんでみてはいかがでしょうか?
いろんなタイプの人がいるからこそ、世界が回っていて
いろんなタイプのワインがあるからこそ、様々な料理との出会いが広がっていきます
Cheers to a wonderful wine life!