ワインコラム第26回【飲みかけのワイン、いつ注ぎ足す?】
忘年会シーズンに知っておきたい"スマートなワインの作法"
冬になると忘年会やクリスマス、年末年始の食事会などでワインを飲む機会が増えてきますよね🍷
そこで毎年必ず出る疑問がこちら
『ワインって、グラスを飲み切ってから注ぐべき?少し残った状態で注ぐ方がいいの?』

今日は皆でボトルワインを開けたとき、どのタイミングで注ぎ足すのかについて深掘り✏️
これでこの冬は、堂々とスマートに飲み会を楽しめること間違いなし👍✨
🍷まずは結論から....
赤・白・ロゼなど普通のワイン
👉少し残っていても注いでOK

一般的なテーブルワインは、飲み切る前に注ぎ足しても大丈夫
むしろ、グラスが完全に空になる前に注ぐ方が、温度も香りも安定して「美味しい状態」が保てます
⚠️こんなワインは注意
高級ワインや熟成ワインの場合
👉グラスが空になってから注ぎましょう

年末年始は一年の労いや、新年のお祝いにお高めのワインを飲まれることもあるかと思います
そんな時は、グラスを空にしてから次を注ぐのがおすすめ
高級ワインや熟成ワインは香りや味わいが繊細なので、前のワインが残っているとバランスが変わってしまうんですね
長く熟成したワインは『グラス一杯一杯が完成された世界』なので、混ざるのはもったいないのです

🍷実際にはどう振る舞う?
一緒にボトルを開けて飲んでいる人のグラスの中のワインが"あと一口"ぐらいになったら、「ワインお入れしましょうか?」「少し足しましょうか?」とまずは声をかけることが大事です👍
ワインが高級かどうかに関わらず、グラスに残った香りを楽しみたい方や自分のペースでゆっくりと飲みたい方もいらっしゃるので、一言お伺いを立てるだけで、印象がグッと良くなりますよ✨

海外ではどう?
🇫🇷フランスの場合
家庭やカジュアルな食卓では「気遣いとしての注ぎ足し」が自然と行われています
・グラスが空になる前にそっと注ぐ
・ワインが途切れないように気を配る
・テーブルがずっと"豊かな状態"であることを大切にする
フランスの場合は日本でいう『お酌文化』と良く似た感じでイメージしやすいですね

海外ではどう?
🇬🇧イギリスの場合
一方イギリスでは昔から『ホストが飲み物を管理する文化』が根強く残っています
なので、飲み手はホストに向けてサインを送り静かに意思表示するのがマナーとされています
・グラスを空ける→「次をお願いします」のサイン
・グラスに残っている→「まだ楽しんでいます」のサイン
・勝手に注ぎ足す→ペースの妨害としてタブー
フランスや日本とちょっと違う文化ですよね
これは伝統的な上流階級のテーブルマナーが由来となっています
国別に見ると、その国が大切にしてきた価値観を感じられて興味深いですね✨

🍷まとめ
ワインって、味だけじゃなくて"飲み方"のも文化の違いがあって、面白いですよね
忘年会や食事会で、そっとワインを注ぐタイミングに気を配るだけで、グッと大人な印象になりますよ🍷✨
ポイントは2つ
👉グラスが8割ぐらい空いた時に「少しお足ししましょうか?」と声をかける
👉相手のグラスの飲み方のペースを見て調整する
いつ注ぎ足すか?
正解は何か?ワインのルールって??
そう難しく考えずに、『ただ相手のペースを気にかける』これだけでいいんです👍
気楽に、自然体で年末年始のワインライフを楽しんでくださいね💖

Cheers to a wonderful wine life !
