ワインコラム第18回【自然派ワインって何?】
「自然派ワイン」って聞いたことがありますか?
最近ではレストランやワインショップでもよく目にするようになりましたね🍷
名前からして"体に良さそう"といった印象を持たれる方も多いと思います
でも「自然派ワインって普通のワインと何が違うの?」と聞かれると、説明するのはちょっと難しいもの
今回から数回に分けて、ワインビギナーさんにもわかりやすく「自然派ワイン」とは何なのか?どう扱えばいいのか?をシリーズでお届けします🍷✨
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🍷マダムのワインコラム🍷
毎月2日、12日、22日の月3回更新です
🌱自然派ワインとは?
実は「自然派ワイン」という世界共通の明確な定義はありません
これだけ市場に「自然派ワイン」という言葉が溢れているのに、そう聞いてビックリですよね
その代わりに、EUや各国の制度や民間団体で認証を発行しているという現状です
(詳しい説明はまた次回以降で)
自然派ワインを簡単にいうと....
・ブドウ栽培や醸造時に、農薬や化学肥料をできるだけ使わない
・人為的な操作を最小限にして、ブドウそのものの個性を活かす
そんなワインをまとめて「自然派」と呼んでいます
🍙日常で例えると...
自然派ワインを「他の食べ物」で例えるとイメージしやすいかもしれません
例えば....
・コンビニのおにぎり
→保存料や添加物(安定剤)が少し入っている
・手作りのおにぎり
→シンプルにお米と塩と海苔だけ
どちらも「おにぎり」だけど、手作りの方が素材の味がダイレクトに伝わりますよね
自然派ワインも同じで、ブドウそのものの味がしっかりと感じられるのが特徴の一つです
普通のワインと自然派ワインの関係も、このコンビニおにぎりと手作りおにぎりのイメージにとても似ていると感じます
でも手作りだからって、良いことばかりではないですよね
保存料や安定剤が入っていないからこそ、温度や湿度、保存状態や美味しく食べられる期間など気をつけないといけない部分もあります
ここからザックリと、「自然派ワイン」の知っておくべき魅力と注意点を簡潔にご紹介してみます
🌿自然派ワインの魅力
・ブドウ本来の味わいや、土地の個性がよりストレートに感じられる
・香りや味わいがナチュラルで、軽やかに飲めるものが多い
・添加物が少なく、体への負担が少ないと感じる人もいる
・小規模生産者が多く、生産者の想いがこもった"特別感"がある
・熟成や温度、栓を開けてから大きな変化が楽しめる
⚠️自然派ワインの注意点
・保村や輸送の影響を受けやすく、劣化しやすい
・味や香りの変動が大きく「ブレ」と感じる人もいる
・清澄やろ過を控えるため、澱が多く見た目が濁る場合がある
・熟成よりもフレッシュさを楽しむタイプが多く、長期保存に向かないこともある
・「自然派」と名乗っていても基準が曖昧で、品質にばらつきがある
🍷まとめ
今回はざっくりと
・自然派に明確な世界的な定義は無い
・魅力も注意点もある
ということについてお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
その特徴を「魅力」と感じるか、「欠点」と感じるかは人それぞれ
大切なのは偏った見方ではなく「こんなワインもあるんだ」と好奇心を持って向き合うということ
これって人付き合いと似てますよね
「良い」「悪い」という判断ではなく、ただ受け入れる姿勢
ワインにも人付き合いにも大事にしたいと思います
👉次回は自然派ワインを実際に楽しむための知恵をお届けします
少しでも皆様のワインライフに役立つことができれば嬉しいです❤️
Cheers to your wonderful wine life !